移住者
ぶどう、ワイン農家を始めた、田中 源道さんの体験談です。
しらはた農園 MOTO
上郡で伝統的に栽培されてきた品種を中心に、現在は18種類のぶどうを栽培。
田中 源道さん ぶどう、ワイン農家
上郡で伝統的に栽培されてきた品種を中心に、現在は18種類のぶどうを栽培。
直販所での販売とワインの醸造、ぶどうジュースも製造している。 収穫したぶどうは、愛媛県大三島のワイナリーに自ら出向き1か月間車中泊をしながらワインの仕込みを行っている。今年のオススメは、赤ワインと赤スパークリング。上郡町細野の直売所や赤穂のワインショップ、通販で販売中。
昭和30年代からこの地はぶどう作りが盛んでした。しかし後継ぎがなく閉鎖した農園が増えた現在ですが、村を挙げて応援してくれ、技術も惜しみなく教えてくれる有難い環境です。
また、ぶどう農家を希望している若者が移住体験住宅に住みながら手伝ってくれたり、大学の醸造学部に通うワイン造りに興味のある女子大生が、ワイン造りに参加してくれているので、上郡産のぶどうを使って上郡で醸造したワインの一貫生産を目指しています。
上郡をワインの名産地にしたい。
田中さんのおじい様が、岡山でぶどう農家をされており、幼い頃から漠然とぶどう作りに興味があった田中さんですが、おじい様の農園も後継者がなく閉鎖。
デスクワークのお仕事をされていた田中さんですが、どうしてもぶどう作りがしてみたいと脱サラをして、山梨、長野、岡山、四国のぶどう農家をお手伝いしながら、県の制度【地域おこし協力隊】に登録。岡山での就農が決まっていましたが、上郡町役場の方から何度も何度も連絡があり、熱心なお誘いがあったため、一度見学に。
千種川の清流の川上で水はけのよい段々畑。周りの美しい景観、山の間から流れくる風、朝霧、昼間は南からの暖かい風が流れ、ぶどう栽培に最適な環境であると一目で魅了され、農園近くの古民家に移住されてきました。将来は「ワイナリーを作 り、ぶどうとワインの産地にしたい」と夢も語ってくださいました。